無料ダウンロード「名経営者」はどこで間違ったのか -ゴーンと日産、20年の光と影 pdf
「名経営者」はどこで間違ったのか -ゴーンと日産、20年の光と影
によって 法木 秀雄
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内容紹介 元日産自動車北米副社長。BMWジャパン、クライスラージャパンのトップ。そして早稲田大学ビジネススクール教授。そんな経歴を持つ著者だからこそ書ける「ゴーン改革の真実」とは? 約20年に及んだ「カルロス・ゴーンの日産」は、ゴーン氏の突然の逮捕によって幕を閉じた。あれから1年、いまだ日産が混乱を続けている理由は「ゴーン氏の負の遺産」にあると著者は指摘する。それは一体どういうことなのか? 本書は、20年にわたるゴーン氏の経営を総括し、その「真の評価」を明らかにするもの。「ゴーン氏以前」の日産の諸問題から、「日産リバイバルプラン」の真の成功要因、そして、その後の「転落劇」の要因はどこにあったのかを解き明かす。成功と失敗のすべてが詰め込まれた最強のケーススタディ。 著者について 法木秀雄(ほうぎ・ひでお)早稲田大学大学院商学研究科元教授(公財)日本英語検定協会理事/八木書店ホールディングス取締役1945年生まれ。一橋大学卒。スタンフォード大学経営大学院卒。日産自動車にて北米副社長まで務めた後、1992年退社、BMWジャパン常務、クライスラージャパンの代表取締役社長を歴任。その後、早稲田大学ビジネススクール教授に就任。シンガポールの名門大学であるNTUと早稲田大学との合弁にて、ダブルディグリーMBAプログラムを創設。サンデンホールディングスなど複数の企業の取締役を務める。著書に『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』(共著、日経BP社)。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 法木/秀雄 早稲田大学大学院商学研究科元教授。(公財)日本英語検定協会理事。八木書店ホールディングス取締役。1945年生まれ。一橋大学卒。スタンフォード大学経営大学院卒。日産自動車にて北米副社長まで務めた後、1992年退社、BMWジャパン常務、クライスラージャパンの代表取締役社長を歴任。その後、早稲田大学ビジネススクール教授に就任、シンガポールに早稲田‐NTUと合弁ダブルディグリーMBAプログラムを創設。サンデンホールディングスなど複数の企業の取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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２０１８年１１月にゴーン逮捕を出張中の新幹線のテロップで知って、大変驚いたことを覚えている。その後の報道を聞くにつけ、これはゴーンの追い落とし作戦、あるいは部下による「本能寺の変」ではないかといぶかってもいた。日産リバイバルプランは、外国人社長による日本的大企業改革の偉大な成功モデルと受け止められていたからである。その名経営者を追い落とすとは何事かとも思ったものだ。ただ、それはそれとして、リバイバルプラン後の日産の経営については情報が少なく、その後はどうなっていたのかと疑問に思っていたところに、この本に出会った。筆者は元日産自動車の社員で、海外関係の経験も豊富で、外資系自動車メーカー系に転職し、経営者だったこともあり、かつ名門の早稲田大学ビジネススクールの教授も務めた人である。このため、内部から見た日産、外資系企業との対比、トヨタ・ホンダとの違い、ゴーン前とゴーン後の対比、ルノーとフランス、フランス人気質、そしてその後の日産とルノーのことまで、その人脈も活かし大変よく知っていて、かつビジネススクールのケーススタディに見られるような分析もきちんと行われている。このため、その内容に大変説得力がある。そして何より「優れた経営者の条件」をこの長編のケーススタディから学ぶことができる。自動車産業は、グローバルに見て、日本企業が競争力を発揮できている分野であり、かつＣＡＳＥ革命の真っただ中にある。日産自動車や企業改革ストーリー、優れた経営者、リーダーシップ、日本的組織改革などに興味のある人には、強くお勧めする一冊である。
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